貸株のメリットとデメリット

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株式を保有している場合、「貸株」という制度を利用できます。
知らぬ間に損している可能性もあります。
今回は、「貸株」制度について見ていきます。

「貸株」とは

「貸株」とは、保有している株式を証券会社に貸し出し、「貸株料」を得る制度です。
利率は証券会社によって異なりますが、0.1~10%超です。

「貸株」のメリット

「貸株」のメリットは、配当金とは別にお金が入ってくることです。
仮に、貸株金利1.0%の銘柄を100万円貸し出した場合、年間1万円貰えます。(別に税金はかかります。)
高い貸株金利が設定された銘柄の場合、良い収入源になります。

「貸株」のデメリット

「貸株」のデメリットは、3つあります。

1つ目は、株主優待や配当金が貰えなくなることです。
このデメリットは、「株主優待・予想有配優先」を選択すれば、権利確定日のみ返却されるため、株主優待や配当金を受け取ることができ、解決できます。
ただし、貸出期間中は、保有していないことになるため、継続保有条件がある銘柄の場合、その条件に当てはまらなくなるということです。

2つ目は、配当控除が受けられないことです。
貸株制度を利用している場合、配当金ではなく、「配当金相当額」というものが貰えるようになります。
これは、配当所得ではなく、雑所得となるため、配当控除が受けられなくなります。
ただし、このデメリットも、権利日に返却されるようにしておけば解決できます。

3つ目は、貸株をしている証券会社が倒産した場合、株式は戻ってこないことです。
これはよっぽどないとは思いますが、承知しておきましょう。

まとめ

貸株制度は、上手に利用すれば、所得を増やすことができます。
ただし、デメリットについて理解し、正しく制度を活用しましょう。

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