国会議員なのに資産0?

person dropping paper on box 雑記
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2022年4月11日付で、2021年10月の衆議院議員選挙で当選した国会議員の資産が公開されました。
1人あたりの平均資産額は、2924万円でした。
ちなみに資産額が最も多かったのは、自民党副総裁の麻生太郎氏の6億1417万円です。
政党党首としては、自民党総裁の岸田文雄氏の4983万円です。

「やはり国会議員はお金持ちが多いんだなぁ。」と思う一方で、「資産0」と報告している議員が77人もいます。
「国会議員で資産0ってどういうこと?」と思って調べたところ、「政治倫理の確立のための国会議員の資産等の公開等に関する法律(国会議員資産公開法)」という法律に基づき、国会議員には資産公開が義務付けられています。
ここでの「資産」の対象は次のとおりです。

①土地(本人名義のものに限る。)
②建物の所有を目的とする地上権又は土地の賃借権(本人名義のものに限る。)
③建物(本人名義のものに限る。)
④預金(当座預金及び普通預金を除く。)及び貯金(普通貯金を除く。)
⑤有価証券(種類及び種類ごとの額面金額の総額(株券にあっては、株式の銘柄及び株数)
⑥自動車、船舶、航空機及び美術工芸品(取得価額が百万円を超えるものに限る。)
⑦ゴルフ場の利用に関する権利(譲渡することができるものに限る。ゴルフ場の名称
⑧貸付金(生計を一にする親族に対するものを除く。)
⑨借入金(生計を一にする親族からのものを除く。)

特筆すべき箇所を朱書きしましたが、抜け道が物凄く多そうです(笑)
土地や建物は、本人名義のみのため、家族名義分は報告義務はありません。
また、預貯金については、定期預貯金のみなので、普通預貯金に入れておけば、報告する必要はありません。
そして、株式やゴルフ会員権は、名称と数量のみを報告すればよいので、時価評価額として資産に加算する必要はありません。

ここで私が重要だと思うことは、「表面上の数字のみで判断してはいけない。」ということです。
「国会議員の中にも資産0の人がいるんだ。」と表面上の数字で判断するのではなく、実際の状況(本質)を考えることが重要だと考えます。





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