投資指標「PER」

株式投資をするうえで、さまざまな指標を参考にします。
今回は、「PER」にスポットをあてます。

「PER」の定義

「PER」とは、「Price Earnings Ratio」の略で、日本語では「株価収益率」と言われます。
「PER」は、「株価÷EPS」によって求められます。
「EPS」とは、「Earnings Per Share」の略で、1株あたりの純利益を指します。

そのため、「PER」とは、1株あたり純利益の何倍の値段がつけられているかを示すものになります。
すなわち、「PER」が低いほど、割安な株(バリュー株)と言えます。

一概に「PER」が低ければいいとは限らない

先に述べたとおり、「PER」が低ければ、割安株と言えます。
ただし、「PER」は、業種や市場によって、その基準値が異なります。
大企業の場合、「PER」は10~30倍となることが多いですが、マザーズのような新興株中心の市場の場合、「PER」が100倍以上ということもあります。
マザーズにあるような、これからの成長が期待される銘柄の場合、今後の期待の大きさが「PER」に反映されていると言えます。
裏を返せば、常に「PER」が低いところで放置されている銘柄は、不人気株とも言えます。
そのため、「PER」を指標として使う場合、同業他社と比較することが重要だと考えています。

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